聞書第四 〇四六三 鍋島勝茂「小身者程元を忘れず、後を前に心得よ」と諭す 原文 一、勝茂公或時御話に、「小身なる者程元を忘れ申すまじく候。又うしろを前に心得候事専一に候。」と仰せられ候由。金丸氏話也。
聞書第四 〇四六三 鍋島勝茂「小身者程元を忘れず、後を前に心得よ」と諭す 現代語訳 一、勝茂公の或る時の御話に、「小身なる者程元を忘れるべきではない。また過去を未来と心得る事が第一である。」と仰せられたそうだ。金丸氏の話である。