聞書第四 〇四三五 鍋島勝茂の時彦山へ年籠り代拜を遣はし、國家長久を祈る 原文 一、勝茂公御代には、徳善院御名代にて彦山へ年籠りに遣はされ候て、御願書御込めなされ候。其の意趣は、 一 公儀御首尾宜しく候様にの事。 一 御國家御長久、御子孫御繁昌の事。 一 御家中に御用に立ち候者出來候様にの御事。
聞書第四 〇四三五 鍋島勝茂の時彦山へ年籠り代拜を遣はし、國家長久を祈る 現代語訳 一、勝茂公の御代には、徳善院の名代にて彦山へ年籠りに遣わされて、御願書を御込めなされた。其の意趣は 一 公儀の首尾が宜しくあります様にとの事。 一 御国家が御長久、御子孫が御繁昌との事。 一 御家中に御用に立つ者が出てきます様にとの事。