聞書第二 〇二四〇 花見提重は歸りには踏み捨てる、萬づ仕舞口が大事 原文 一、上方にて花見提重あり。一日の用事也。歸りには踏み散らして捨て候也。さすが都の心附け也。萬づ仕舞口が大事と也。
聞書第二 〇二四〇 花見提重は歸りには踏み捨てる、萬づ仕舞口が大事 現代語訳 一、上方には花見用の包み重箱がある。使いすてとの事だ。帰りには踏み散らして捨てる。さすが都の心意気だ。万事、終わり方が大事との事だ。