聞書第一 〇一九六 先祖の善悪は子孫の請取人次第、悪事をも善くなすが孝行 原文 一、「先祖の善悪は子孫の請取人次第」と遊ばされ候。先祖の悪事を顕さず、善事に成り行く様に、子孫として仕様あるべき事也。これ孝行にて候。
聞書第一 〇一九六 先祖の善悪は子孫の請取人次第、悪事をも善くなすが孝行 現代語訳 一、「先祖の善悪は子孫の受け取り人次第」と仰られた。先祖の悪事を表に出さず、善い事になっていくように、子孫としてはやり方がある。これは孝行なのだ。