聞書第一 〇一七六 物を書くにも紙と筆と思ひ合ふ様に、はなればなれになるな 原文 一、物を書くは、紙と筆と思ひ合ふ様になるが、上りたる也と、一鼎申され候。はなればなれになりたがる也。
聞書第一 〇一七六 物を書くにも紙と筆と思ひ合ふ様に、はなればなれになるな 現代語訳 一、物を書くときは、紙と筆を思った通りに合わせる事が出来るようになると、上達すると、一鼎は言った。普通は離れ離れになりたがるものだ。