聞書第一 〇一七四 順境には自慢と奢りが危險、よき時に進む者は悪しき時草臥れる 原文 一、仕合せよき時分、自慢と奢りがあぶなきなり。其の時は、日頃の一ばへつゝしまねば、追附かざる也、よき時進む者は、悪しき時草臥るゝもの也。
聞書第一 〇一七四 順境には自慢と奢りが危險、よき時に進む者は悪しき時草臥れる 現代語訳 一、幸せな時は、自慢と奢りに気を付けなければならない。その時は、日頃の人一倍慎まなければ追い付かない。良いときに調子に乗る者は、悪いときにくたびれるものだ。