聞書第一 〇一五〇 御前近き忠義の出頭人には親しくせよ、何事も皆主人の御爲 原文 一、御前近き出頭人には親しく仕るべき事也。我が爲にすれば追従也。何ぞ申上げ度き事ある時の階也。尤も其の人忠義の志なき人ならば無用也。何事も皆主人の御爲也。
聞書第一 〇一五〇 御前近き忠義の出頭人には親しくせよ、何事も皆主人の御爲 現代語訳 一、御前に近い出頭人とは親しくするべきだ。自分の為にすると追従だ。何か申上げたい事がある時の為の架け橋である。尤もその人に忠義の志がなければ無用だ。何事も皆、主人の為なのだ。