聞書第一 〇一四五 「内は犬の皮、外は虎の皮」士は外目を嗜み内に始末せよ 原文 一、「奉公人は喰わねども空楊枝、内は犬の皮外は虎の皮。」と云ふ事、これ又神右衛門常常申し候。士は外めをたしなみ、内は費なき様にすべき也。多分逆になる也
聞書第一 〇一四五 「内は犬の皮、外は虎の皮」士は外目を嗜み内に始末せよ 現代語訳 一、「奉公人は喰わなくても空楊枝、内は犬の皮、外は虎の皮。」と言う事、これまた神右衛門が常々言っていた。侍は、外をたしなみ、内は節約するようにするべきだ。多くの場合は逆になってしまっている。