聞書第一 〇一三四 諷刺は災いの基、口を嗜む者は用ひられ刑戮をも免かる 原文 一、少し智慧ある者は、當代を諷するもの也。災の基也。口をたしなむ者は、善世には用ひられ、悪世にはまぬかるゝもの也。
聞書第一 〇一三四 諷刺は災いの基、口を嗜む者は用ひられ刑戮をも免かる 現代語訳 一、少し知恵のあるものは、当代を諷刺するものだ。災いの基になる。口を慎む者は、良い世の中では用いられ、悪い世の中では災難を免れるものだ。