聞書第一 〇一二〇 何ぞ人が人に劣るべきや、病死も二三日はこたへる 原文 一、首打ち落させてより、人働きはしかとするものと覺えたり、義貞大野道賢などにて知られたり。何ぞ人が人に劣るべきや。三谷如休は、「病死も二三日はこたへ申すべし。」と申し候也。口傳。
聞書第一 〇一二〇 何ぞ人が人に劣るべきや、病死も二三日はこたへる 現代語訳 一、首を打ち落とされてから、一働きは確かにするものだと考えられ、新田義貞、大野道賢などで知られている。どうして人が人より劣るだろうか。三谷如休は「病死も、二、三日はこたえる。」と言った。口伝。