聞書第一 〇〇七八 貰ひ物も度重なれば無心になる、人に用をいはぬがよい 原文 一、時により、人に用を云ひ、物をもらふ事有り。それも度重ならば、無心になり、いやしかるべし。何卒濟む事ならば、用を云はぬように有り度きなり。
聞書第一 〇〇七八 貰ひ物も度重なれば無心になる、人に用をいはぬがよい 現代語訳 一、時として、人に頼みごとを言って、物を貰う事がある。それも度重なると、慣れてしまい、卑しいくなるだろう。なにとぞ済む事なら、頼みごとは言わない様にありたい。